ホワイト1色という艶やかな毛色なのが特徴の犬種ですが、真っ白な分汚れもすぐに目立ってしまいます。お手入れが苦手という人には向いていませんが、毎日こまめにブラッシングやコートの手入れをする人でないとその白さは維持できません。

目の周りも当然白いので、涙やけの対策や汚れのケアを入念に行う必要があります。ブラッシングだけでなく、全身くまなく毎日チェックをする心がけを持っておきましょう。

毛の質もふわふわで性格も忍耐強く、子供と一緒に遊ぶのも大好きな典型的な愛玩犬。見た目だけでなく一緒にいて幸せを感じる白い天使さんです。

スタイル別カット集

すっきり

マルチーズは、鮮やかな毛色だけでなくさらさらな毛質もファンを多くしている要素のひとつです。そんな毛でも知らないあいだに毛玉になって苦労する話もよく耳にします。

毛玉ができることにより、トリマーさんだけでなく愛犬のストレスや負担にもなりますし、せっかくの鮮やかなコートが傷つく原因にもなります。

毛玉になりにくく、快適に過ごせるすっきり系のスタイルには、「サマーカット」「ライオンカット」「シュナカット」があります。普段からのスタイルにはもちろん、夏にもおすすめです。

すっきりして笑っているマルチーズ

お洒落

マルチーズはシングルコートで抜け毛が少ない犬種です。そしてカットしなければ、毛は伸び続けます。

真っ白で絹糸のような気品のある毛は、上品な様子を強調してくれるでしょう。飼い主さんであれば、長く伸ばしてみたいと思ったことが1度はあるのではないでしょうか?

毛質を生かしたスタイルとしては、「トップノット」「編み込みスタイル」「フルコート」などがあります。毛が長くなると大変なことも増えますが、ぜひ挑戦してみてください。

カラーリングがお洒落なマルチーズ

まんまる

真っ白でさらさらな毛が魅力のマルチーズはシングルコートという、比較的抜け毛が少ない犬種です。

しかし、毛は伸び続けるので放置しておくと毛玉になってしまいます。毛玉にならないためにはこまめなお手入れや、トリミングが必要です。

マルチーズにはフルコートといって、全身の毛を地面に着くくらい伸ばすスタイルがありますが、ペットとして飼うにはお手入れが大変です。

自宅でのお手入れも簡単で可愛さも抜群なまんまる系「テディベアカット」「パピーカット」「ボブカット」が主流です。

丸っこくて可愛らしいマルチーズ

人気スタイルピックアップ

マルチーズのテディベアカット

基本

トイプードルなどで多くみられるテディベアカットですが、マルチーズでも作る事が可能です。しかし、綺麗に揃いやすい犬種ではないので、できる範囲で丸い形に近づくようにカットしていきましょう。

丸い形に近付けるためにチッピングを特に丁寧に行ったり、梳きバサミで馴染ませながら仕上げます。どんな犬種でもテディベアカットを作る時は、上から見ても横から見ても、正面から見ても丸く見えるように意識してカットしていくことが重要です。

そして、目の上の毛と前の毛をすっきりカットしてあげると、1ヶ月経っても目にかかりにくく、ワンちゃんにとっても飼い主様にとっても助かります。

カットのポイント

テディベアカットを可愛いらしく作るポイントとしては、マズルの毛をふんわりと多めに残すことが挙げられます。

最近は、マズルの毛を多めに残すスタイルがとても人気です。トリマーさんのお話では、「マズルふんわりなテディベアカット」みたいなオーダーが多いとの事。

ふんわりさせるためには、マズルの毛を多めに残す必要がありますが、リップラインの毛はしっかりとカットしてあげる事で口角が上がったような可愛いらしいお顔になります。

ご飯を食べる際に、口に入る毛がスッキリしていると汚れにくいという利点もあります。

マルチーズのサマーカット

快適な生活のために

マルチーズといえば、美しい真っ白な被毛が特徴です。ドッグショーでよく見かけるフルコートスタイルに憧れるオーナーも多いのではないかと思います。
しかし、実際にあの様なフルコートを維持していくには毎日のブラッシングや被毛を部分的にまとめるラッピングの技術も必要となります。それに、動きにくいため、日常生活が送りにくくなってしまうと思われます。

そこで、日常生活が送りやすく毛玉にもなりにくい、お手入れのしやすいおすすめのスタイルが上の写真のミルくんのような短いカットです。
サマーカットでは基本的に全身にバリカンをかけます(オールシザーのお店もあります)。全身バリカンをかけることによって毛が伸びていくスピードを抑え、毛玉やもつれを防止することができます。特に暑くなる季節におすすめで、毛量が減るので涼しく過ごすことができます。

サマーカットの注意点

とても涼しいスタイルですが、毛量を減らしたいがために極端に短くしてしまうのは止めておきましょう。極端に毛の長さが短いと直射日光が直に身体に当たってしまい熱中症になってしまう恐れがあるからです。

全身にバリカンをかける時の注意点としては、皮膚を傷付けないようにすることです。マルチーズは皮膚が弱い子が多くバリカン負けや皮膚に傷が付きやすい子が多い犬種。

バリカンは長時間使っているうちに熱を持ちやすい器具です。触ってみて熱ければ専用のオイルで冷やすなどの対応をしながら施術を続けた方が安全です。

シザーで微調整を

全身にバリカンをかけた後にバリカンで整えきれなかった毛をシザーで揃えていきます。マルチーズの毛はトイプードルとは違い綺麗に揃いにくいので、シザーの跡が付いてしまわないように注意しながらカットしていきます。

体を整えた後は、顔を丸くカットしていきます。写真のミルくんは顔も身体に合わせてスッキリカットされています。全身バリカンをかけるのであれば顔もスッキリめにした方が身体とのバランスが良いです。

耳はオーナーの好みに合わせてふんわりさせたり伸ばしたりしていきますが、短くスッキリさせた方が通気性がよくなり、外耳炎などの耳トラブルの予防にも繋がります。

トリマーのおすすめスタイル

ライオン風の尻尾カット

お尻はライオンカットのマルチーズ

こちらはお母さんにもお姉ちゃんにも溺愛されているマルチーズちゃん!月一のトリミングを欠かさず、いつでも真っ白です。体は3ミリのバリカンですっきりカットして、足はハサミでストレートにカットしています。

真っ白な毛のマルチーズは、少し散歩に行っただけでも足先が黒くなってしまいますよね。足先をすっきりカットしておけば、散歩後に洗うのも簡単になります。尻尾はライオン風にカットして、校門周りのお手入れもしやすくなっています。

この子は肛門腺が溜まりやすいということで、こまめに肛門腺絞りをしています。お尻周りの毛が長いと絞ったときに臭いが残りやすいですが、すっきりカットしてあるので臭いも気になりません。
ライオンっぽく先端だけ毛が残っていることで、お迎えに来てくれたお母さんを見てうれしそうにフリフリする尻尾が強調されて、とても可愛いんです♪

お顔もお手入れしやすいように、すっきり目に丸くカット。耳をフチギリギリで形なりにカットして、子犬っぽい感じに仕上げています。

全身真っ白でキレイに保つのが難しいマルチーズですが、全体的にすっきり目にカットしておけば、自宅でのちょっとしたシャンプーやお手入れも簡単になるはずです!

カットしたお店:ワンカラットテラス

お店の外観前橋の天川原町にあるトリミングサロンです。
同じ建物の中にはカフェやネイルサロン、エステサロンまで様々なお店が入っているので、トリミング中に飼い主さんも楽しい時間を過ごすことができます!
すぐ近くにはけやきウォークというショッピングモールもあるので、少し足を伸ばせばお買い物も楽しめますよ♪ぜひ1度ご来店ください!
ホームページはこちら

マルチーズ豆知識

原産国 グレート・ブリテン
起源 1800年代
初期のタイプ ネズミ捕り
現在のタイプ 愛玩犬、ネズミ捕り
寿命 13~14年
体重 4~7kg
体高 25~26cm

マルチーズのいろは

元気でかしこく物覚えがいい愛玩犬で、家族連れでお出かけするのも大好きなマルチーズの歴史は古く、紀元前1500年頃、マルタ島に移住したフェニキア人が持ち込んだ犬といわれています。

古い文献や絵画によくあらわれていた小さいな犬に、当時の人びとは魅了されていました。また、長い航海のお供として船員のペットとして可愛がられていた記録もあります。

マルチーズの歴史

マルチーズの名前はマルタ島からきたのではなく、アドリア海に浮かぶメレダに由来するといわれています。2000年以上前に、フェニキアの商人が古代のメリタ犬をマルタ島に連れて帰ったと考えられています。

マルチーズは、行く先々で人気者になっていました。 王政時代のフランス宮廷でももてはやされ、貴婦人が真珠やサファイアを身につける感覚でマルチーズを飼っていたようです。

そのころは実際の宝石にはさまざまな病気を治す効果があると信じられていた時代だったので、マルチーズにもそんな霊力があると思われていました。実際に癒しの効果を発揮していたので病気が治ったのかもしれません。

かつてはマルチーズ・テリアと呼ばれ、陽気で明るく、時に神経質にもなりますが、長くてきれいな被毛が生えるマルチーズは クイーン・エリザベス時代にも宮殿の婦人たちの間でたいへん高く評価されていました。そのことが一般市民に知れ渡ると、マルチーズはたいへんな高値で売買されていきました。

一昔前の日本では非常に人気が高った種類で、1970年代に一番多く飼われていました。

性格・しつけかた

子羊のようなふわふわの毛が魅力的なマルチーズは、元気で賢く、物覚えがよく、家族連れでお出かけするのが大好きです。小柄なので足手まといにもなりません。

一時期は大変な人気を誇り、繁殖もひんぱんに行なわれていたのでそれなりに弊害もありましたが、もともとの性格は元気で活動的、明るく外向的です。ものごとを強いられるのは少々嫌いますが、割と忍耐強い種類の犬です。

おていれ・運動

マルチーズの場合、コートの手入れはかなり丹念にしなければなりません。汚れてしまったあとでブラッシングをすると毛が痛むので、できるだけこまめにやる必要があります。また、目と口の周りも汚れやすいので、頻繁にシャンプーが必要となります。できるだけ身体に優しいシャンプーを使うようにしましょう。

また、天候の影響を受けやすい犬なので、天気の悪い日に戸外に出すのは控え、運動は室内で行なったほうが良いでしょう。行きつけの室内ドッグランでもつくると便利です。

マルチーズには抜毛がないので、子犬の被毛から成犬に生え変わる生後8ヶ月前後には被毛のもつれに悩まされるので、毎日欠かさずグルーミングすることによって解消しましょう。動きの少ない生活に順応しますが運動好きな犬なので、できるだけ遊んであげましょう。

マルチーズの毛色

地面に届くほど長いコートには下毛がないので抜けません。毛色は雪のように白いピュアホワイトです。

出産と子犬

2~4頭の子犬を産みます。生まれたての子には白以外のマーキングがあるこもいますが、3ヶ月くらいすれば白くなってきます。

マルチーズの被毛とお手入れ

パピーのマルチーズ犬にはトリミング犬種とそうでないタイプがあり、マルチーズやトイプードルなどカットスタイルが楽しめるタイプはトリミング犬種といって、毛が抜けずに長く伸びるタイプです。そのため毛が抜け変わりは少ないのですが、気温が上昇する初夏には冬毛が抜けるために脱毛が見られます。
一度に多くの毛が抜けるとびっくりしますが、季節が初夏であればほとんど問題はないと見ていいでしょう。ただし、それ以外の季節に多くの毛が一度に抜けた場合はなんらかの病気の可能性があります。

脱毛は皮膚が原因の場合がほとんど

毛が抜ける原因の多くは皮膚病です。脱毛と同時に起こっている皮膚の異常がないかどうかを確認し、原因をつきとめる必要があります。当然、適切な治療を受けるには動物病院に行って獣医師に診てもらうのが一番ですが、あるていどの知識を飼い主が持っておくことも重要です。
ホルモンのバランスが悪くなって脱毛が起こる場合は、一部ではなく全身の毛がまんべんなく抜ける事がほとんどです。部分的な場合は寄生虫の可能性が高いといえます。どちらか分からない場合は、動物病院で診てもらうまで食事は控えるのが無難です。

自宅で毎日お手入れを

脱毛を発見するタイミングの多くは、トリミングサロンでカットしている時、自宅で毛をしている時です。お店で発見された時には症状が進んでいる可能性が高いのでなるべく自分で発見したいものです。
そのためには、毎日のブラッシングは欠かせません。スキンシップを図るためにも時間をみつけて白くて綺麗なマルチーズのコートを綺麗にすいてあげましょう。

必要不可欠な毛の手入れ

いろいろなお手入れがある中で、マルチーズを飼うに当たって毎日しなければならないのは毛の手入れです。トリミングサロンに行った時のカット・シャンプーだけで満足して普段は何もしない、というのはご法度です。

マルチーズを飼うなら毎日のブラッシングは絶対にしなければいけません。また、愛情があれば自然に手が動いているはずです。

普段は隠れていて蒸れやすい耳のお手入れ

人間の耳は普段から空気に触れていて蒸れる事はほとんどありませんが、マルチーズは毛で隠れて空気や日に当たる事はありません。1日放っておくだけで蒸れてきて、何日も放置していると異臭を放つようにもなります。

人間で考えてみましょう。脇の下など蒸れやすい部分を毎日洗わなかったらどうなるでしょうか。臭くなって他の人に敬遠される事もありますね。マルチーズの耳の中はそれより普段蒸れ蒸れです。これだけでも毎日の耳のケアが必要という事がお分かりいただけると思います。

お手入れをする事によって体調の変化も発見できる

毎日マルチーズの毛をとかしたりしていると、普段の状態を飼い主は把握することが可能になります。逆に普段何もしないとちょっとした異常には気がつかないでしょう。病気は早期発見するかしないかでその後の治療の方法が大きく変わります。完治するかどうかは飼い主の日頃の愛情が大きくモノをいうと言えますね。

トリミングサロンでカットやシャンプーをする事はできますが、それ以上に日頃のお手入れは重要だという事を覚えておきましょう。

普段蒸れやすい部分は特に念入りにお手入れを

病気の発見は主に毛や皮膚に現れますが、部分的な皮膚病などはその箇所に発症します。マルチーズに多い皮膚病は主に蒸れやすい箇所に起こるので、お手入れをするのもやはり毛が密集していたり普段は隠れている箇所を中心にするようにしましょう。脇の下や首回り、耳の下、耳の中などは特に注意が必要です。毛が伸びて邪魔になる箇所をカットしても効果的です。

お手入れでコミュニケーション

毛をとかしたり爪を切ったり耳掃除をしたりするのは、マルチーズの健康維持・病気の早期発見だけではなく、飼い主との信頼関係を深くする事にも大きく役立ちます。犬はそもそも体を触られるのが好きな動物です。やさしく撫でてあげる事で嬉しい気分になり、愛されている事を確認できるのです。

マルチーズの爪切り・歯磨き

犬はいつも裸足で靴を履いていないので、爪が伸びすぎているととても危険です。引っかかりやすい素材の床だと走っていてつまづいたりします。普段からケアする事が重要になりますが、自分で切るのはちょっと困難と感じる人も少なくありません。そんな人はトリミングサロンでカットする時にオプションセットなどに入っている爪切りを利用するといいでしょう。

伸びすぎると何かと危険

爪は、ずっと伸び続けはしますが、走ったりするうちにすり減る事もあります。ですが、老犬になってくると運動量が減るのでそれもなくなってきます。しかも老犬は爪が脆くなってきています。折れたりすると危険なので、成犬の時以上に気を遣ってあげましょう。

また、伸びた爪で体を掻くと、普段以上に炎症が起こる可能性が高くなってきます。爪が必要以上に伸びるのは百害あって一利なしといえます。

マルチーズの爪は人間と違って境目がわかりにくいので、初めて切る際にはかなり緊張します。また、子犬時代に慣れていないと犬は爪を切る事に抵抗して暴れるので、ますます難しくなります。

一番の理想は子犬時代から徐々に爪を触られる事に慣れさせる事ですが、もしそれをしないで成犬になってしまった場合は、トリミングサロンで爪もカットしてもらう事をおすすめします。

歯磨きは子犬時代の練習が肝心

古い考えの人は「歯磨きなんて犬に必要ないだろう」と思っていますが、犬も歯垢が溜まるので、歯肉炎など歯の病気にかかる可能性は大きくあります。また、犬の歴史は人間と共存してきたせいか、虫歯になる事も多くあります。人間の子供と同じ感覚で歯の予防をしてあげましょう。

成犬になってから突然歯磨きを始めると、マルチーズはかなり抵抗します。人間でも、大人になってから初めて体験する事はストレスがかかってくるものですよね。犬も同じなので、子犬時代に経験させておく事が重要となります。

マルチーズと暮らす

マルチーズを飼いたい!その前に

寝ているマルチーズ

マルチーズを飼うにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか。子犬をインターネットなどで検索してみると、安い子で50,000円位から高い子は300,000円位くらいが相場です。

まずはその犬の生体を買うお金が必要ですが、その他にも犬を飼える環境を整えるのに最初に50,000円位は必要です。混合ワクチン接種をしていない子犬の場合はさらに30,000円前後が必要になります。

おうちに迎えよう

目の大きなマルチーズ

マルチーズの子犬を家に迎える際には、色々と準備しておきたい事があります。必要なグッズを揃え、安全で快適な部屋をつくっておかなければいけません。

購入しておきたい物には、住むための部屋からトイレのアイテム、食器などの食事グッズ、お出かけ用の首輪やリード、おもちゃなどさまざまな物があります。

体の特徴を知っておく

散歩するマルチーズ

マルチーズの胴体はそれほど長くないので、胴長短足のミニチュアダックスなどと比べると腰への負担は軽い犬種です。しかし、油断して腰に負担を掛けていると、椎間板ヘルニアになる事もあります。普段から首や背骨に悪い動きをさせないように気を付けておきましょう。

上手にしつけよう

大人しいマルチーズ

マルチーズを含め、犬は、自分にとった行動の結果良い事があるとその行動をまた行おうとします。逆に自分のとった行動によって嫌な目にあうと、その行動は控えるようになります。しつけをする際にはこれらのポイントを頭に入れておくといいでしょう。

マルチーズと楽しく遊ぶ

嬉しそうなマルチーズ

愛玩犬のマルチーズですが、他の犬と同様お散歩が大好きです。未だに公園や道路で他の人に不快な思いをさせる人が多い我が国ですが、犬が暮らしやすい社会にするためにはひとり一人の心がけが重要になります。

全ての犬の環境を良くするためにも、飼い主としての最低限の散歩のマナーを身につけておきましょう。

食事について

健康そうなマルチーズ

家で飼っている犬は家族の一員ですが、人間と異なった社会性を持って違う食生活をしていた動物です。同じ生活をするためにはそれを理解しておく必要があります。

今では人間に近い食べ物を食べ、人間と同じようにカットなどをするためにトリミングサロンに行くマルチーズですが、祖先はどのような食生活をしていたのでしょうか。

マルチーズの目の健康

目がきれいなマルチーズ

犬は白内障が多い動物です。残念ながら今のところ完治する技術はなく、進行を遅らせる事が精いっぱいと言われています。できるだけ早めに発見して進行を遅らせるようにしたいものです。

ただ、黒目が白く見えるのは白内障だけではありません。眼球の表面に傷がつくと炎症が起こって角膜炎となり、その部分が白く濁る事もあります。

少しずつ進行する場合は意外と飼い主では発見できません。カットしているトリマーさんが久しぶりに見て「目がおかしい」と気が付いたりする事が多いようです。

健康管理について

健康に生活しているマルチーズ

家でもできる健康管理の代表的なのは「体温を測る事」です。犬の平熱は、人間の体温よりは若干高めで38度3分から39度2分と言われています。近年では犬用の体温計がたくさん売られているので、インターネットや近くのペットショップで比較的安く手に入ります。

トリミングサロンでは、カットの後のシャンプーなどで体を濡らす事になるので、できるだけカットの前に熱を測る癖をつけておくといいでしょう。希望を言えば施術前に熱を測ってくれるトリミングサロンあります。事前に聞いてみましょう。

ペットホテルを利用する時も注意が必要です。泊まる寸前に発熱が分かってしまうと自分の予定も狂ってしまいます。預ける前に自分で熱を測っておく事をおすすめします。

健康を維持する

食欲旺盛なマルチーズ

マルチーズを飼って一緒に生活をするのは、飼い主にとって素晴らしい時間であると同時に、素晴らしい飼い主に飼われた犬にとっても素晴らしい一生となります。

犬にとって楽しい場所にお出かけし、ともに笑い、遊び、トリミングサロンでカットして綺麗になったり、ドッグランで一緒に走り回ったり、喜びを共有する事は犬を飼う最大の魅力ではないでしょうか。